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自分の現在位置を知らずに、クルマを選んで失敗した僕の話 | 持たないカーライフ研究所
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自分の現在位置を知らないまま、クルマを選び所有し続けて失敗した僕の話

持たないカーライフ

自分の現在位置を、知らずに走り続けていた

僕の読者の方は、おそらく男性が多いと思います。
カッコいいレーサーや、彼らが乗るクルマに、一度は憧れたことがある。
そんな「元・男の子」が多いんじゃないでしょうか。

僕も同じです。
今でも憧れているレーサーは何人もいますし、
僕の世代が夢中になったレーサーの中には、
今なお最前線で戦っている人もいれば、
好きなクルマたちに囲まれながら、人生そのものを楽しんでいる人もいます。

ここだけの話、僕も某選手のように、
仲間が自然と集まってくるクルマのコミュニティを、自分で運営するのが最大の目標です。
何度失敗しても、この気持ちだけは変わりません。
……いや、変われよって話なんですが(笑)。

ただ、最近ようやく少し立ち直ってきて、
「また転んだとしても、次こそ同じ転び方はしたくない」
そう思うようになりました。

そこで改めて、自分がなぜ転んだのかを振り返ってみたんです。
すると、一番大きな原因はとてもシンプルでした。

自分の“現在位置”を見誤っていた。
いや、正確には――知ろうとすらしていなかった。

世の中も、そういう構造になっています。
クルマを買うときの自分の立ち位置なんて、誰も教えてくれません。
だから結局、自分で知って、判断して、対応していくしかない。

このブログは、そんな話です。

【失敗理由1選】注文書に書かれていない数字が多すぎる

クルマを買うとき、僕たちは必ず「注文書」を見る。
車両価格、オプション、税金、諸費用。
そこに書かれている数字は、はっきりしていて分かりやすい。

でも、本当に怖かったのは、
注文書に一切書かれていない数字でした。

毎月、いくら必要なのか。
駐車場代、保険、税金、メンテナンス。
それだけじゃない。

本当は、こういう問いも一緒に考えるべきでした。

  • この固定費を、何年払い続ける前提なのか
  • 収入が少し下がったとき、耐えられるのか
  • 忙しさやストレスが増えた状態でも、冷静な判断ができるのか

こういう数字は、どこにも書いてありません。

そして教えてもらえるものでもありません。

注文書を眺めていると、
「この金額ならいけそうだ」と錯覚します。
でも実際に生活が始まると、
毎月、確実にお金は出ていく。

気付いたときには、
「今月いくら必要なのか?」
という、いちばん基本的な問いに、
自分が答えられなくなっていました。

失敗の原因は、浪費でも無謀さでもありません。
見せられていない数字を、自分で拾いに行かなかったこと。
それだけでした。

注文書は、だいたいこんな形になっていると思います。
車両価格やオプション、諸費用が、びっしり並びます。

少し気の利いたものだと、
ローン前提で
「月々○万円」「ボーナス時○万円(7月・12月)」
といった支払いイメージまで書かれていることも多いですよね。

でも、冷静に見ると分かります。
これ、全部“車体代の明細”なんです。

それ以外のコスト――
燃料代、駐車場代、保険、税金、車検、消耗品。
生活の中で毎月、確実に出ていくお金は、
注文書のどこにも書かれていません。

もちろん、お店が悪いわけじゃありません。
それは販売店には分からないし、書きようもないからです。

でも問題は、その先です。

僕を含め、多くの一般人は、
この「赤字じゃない部分のお金」も、
もれなく、毎月、支払い続けなければならない。

僕が買ったCX-5で言えば、

見えないコストは、だいたい月5万円前後
ローンと合わせると、月11万円
近く

当たり前の話なのに、
クルマという大きな買い物になると、
なぜかこの一番大事な支出から目をそらしてしまう。

その結果、
自分の生活に対して、分不相応に高級な車を持ってしまう。

これは贅沢の問題じゃありません。
「毎月いくら必要なのか」を把握しないまま、
契約書にサインしてしまう構造の問題
だと、僕は思っています。

じゃあ、毎月いくら必要だったのか?

ここで、僕があとから作ったのがこの表です。
CX-5を「通勤にも使い、月1,000kmほど走る」前提で、
毎月いくらかかるのかを、できるだけ現実的に積み上げました。

ポイントは、
「払うときに一度に見えないお金」だけを、全部月額に直したことです。

  • 燃料代
  • 駐車場代
  • 任意保険
  • 自動車税(年1回を月割り)
  • 車検代(2年分を月割り)
  • オイル・消耗品
  • タイヤ(数年に一度を月割り)

こうして並べると、
毎月 約4万5,000円~5万円近く

車体代のローンとは、完全に別です。

注文書を見ていたとき、
僕は「月々のローン額」しか見ていませんでした。
でも実際は、

ローン+この5万円(合計11万円近く)が、
毎月、生活費とは別に、確実に出ていく。

この事実を、契約前に数字として認識していなかった
それが、後からじわじわ効いてきました。

怖いのは、
この11万円が「特別な出費」ではないことです。
車を持っている限り、
何もしなくても毎月減っていくお金

車体を一括で買ったとしても、それ以外に5万円近くが毎月スルスルと財布から抜けていく。

これが、自分の生活に対して重いのか、耐えられるのか。
本当は、ここを基準に判断すべきでした。


この数字を見て、僕は「持たない」選択に切り替えた

この表を作って、ようやく気づきました。
問題は、クルマが好きかどうかじゃなかった。

「この月額を、何年払い続けたいか」
そこを一度も考えていなかったんです。

月11万円。
年間132万円。
5年で660万円。

10年という時間軸で見ると、
400万円の車に、1,300万円以上かかる計算になります。
正直、ひと財産です。

それだけの金額を、
「所有しているだけ」で払い続ける覚悟があるのか。

正直に言うと、
その覚悟は、当時の僕にはありませんでした。

だから僕は、選び方を変えました。

  • 毎月10万円を固定で失う代わりに
  • 必要なときだけ、予算を決めて車に使う
  • 所有はしないが、運転する楽しみは手放さない

それが、今の「持たないカーライフ」です。

これは妥協でも、逃げでもありません。
今の自分の現在位置に合った、現実的な選択でした。

クルマが好きだからこそ、
クルマに人生を縛られない形を選んだ。

この感覚にたどり着けたのは、
あのとき「見えなかった数字」を、
一度ちゃんと直視したからだと思っています。

初めての所有体験は、後悔ではない

僕が最初に車を所有したのは、今から24年前。
20歳の大学生のときでした。

当時買ったその車は、総額で76万円。
バイトを掛け持ちしながら、1年3か月かけて100万円を貯めて購入しました。
購入後も、だいたい月10万円ほどはバイトで稼ぎ続けていたので、
大学生としては、わりと稼いでいた方だったと思います。

ただ、今振り返ると――
稼いでも稼いでも、お金はあまり手元に残っていなかった。
そんな記憶があります。

理由は単純です。
CX-5と違うのは、車体代だけ。
それ以外の部分は同じで、
毎月5万円近いお金が、スルスルと財布から出ていっていた。

それでも、あの頃を後悔しているかと言われたら、答えはNOです。

車好きの友達も、みんな同じように頑張って貯めて、車を買っていた。
彼らと一緒に行くツーリングは、本当に楽しかったし、
その喜びを共有できる時間が、何より嬉しかった。

当時の彼女とドライブに行くのも楽しかった。
残ったわずかなお金を使って車をいじるのも、めちゃくちゃ楽しかった。

一生できない経験を、
一生懸命働いて作ったお金で楽しんだ。
だから、悔いはありません。

ただ、ひとつだけ思うことがあります。

もし当時の僕が、
「今はお金をできるだけ手元に置いておきたい」
そう強く思っていたとしたら、
この“紙に書かれない毎月5万円の出費”には、耐えられなかったはずです。

そして当時の僕は、
そこまで明確な意思を持っていませんでした。
現状を把握しようとも、当然していなかった。

今思えば、すべて結果論です。

ただ一つ確かなのは、
大学生の頃に「車を持っているのが当たり前」という生活スタイルを作ってしまったこと。

その結果、社会人になってからも、
その状態に何の疑いも持たず、
自分の現在位置を確認しないまま、
同じ前提で走り続けることになってしまった。

問題は、若い頃に車を持ったことじゃない。
その前提を、いつまでも更新しなかったことだった。

収入も、生活も、責任も変わっているのに、
判断基準だけは昔のまま。
それでは、ズレが積み重なるのも当然です。

クルマが好きかどうかは、関係ありません。
大事なのは、
今の自分が、どこに立っているのか。
そして、
その場所から、何を選ぶのか。

クルマ選びの前に、
一度だけ立ち止まって、
自分の現在位置を確認する。

それだけで、
防げる失敗は、確実にあります。

この数字を見たとき、
僕はクルマの「買い方」ではなく、
付き合い方そのものを変える必要があると感じました。

その結果たどり着いたのが、
今の「持たないカーライフ」です。

具体的に何が変わったのかは、
以下の記事で書いています。

なぜ、持たないカーライフを提案するのか?第2部 僕の実体験をまとめてみた
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