──N-BOXカスタムを24時間レンタルして分かったこと
人気車であればあるほど、「カーシェア」という選択に寄っていく。
N-BOXカスタムを24時間使ってみて、まず最初にそう感じました。
完成度が高く、どこで借りても一定以上の品質が担保されている。
台数が多く、個体差も少ない。
だからこそ、高いお金を出して「所有」しなくても満足できてしまう。
N-BOXカスタムは、まさにその代表例だと思います。
この記事では、N-BOXカスタムを実際に24時間レンタルして使った体験をもとに、
- 走り
- 装備
- 快適性
- 気になった点
- 中古相場
- 「買うか/借りるか」の結論
を、できるだけ正直に書いていきます。
今回の利用条件
- 利用時間:24時間
- 走行距離:約150km
- 料金:8,000円未満(ガソリン込み)
- レンタル:100円レンタカー
- タイヤ:スタッドレス装着
- 走行環境:渋滞多め+強風あり
この条件での体験をベースにしています。
全体の印象|「必要十分以上」で普通に満足できる
まず、今回お借りした車の仕様はこちら

結論から言うと、必要十分どころか普通に満足できる完成度でした。
軽自動車という前提を忘れる瞬間もあり、
日常用途であれば不満が出にくいバランスです。
そして何より、
24時間・150km使って8,000円未満
という事実が、価値観を大きく揺さぶってきます。
外装デザイン|軽だけど、ちゃんとかっこいい
今回の車両は赤×黒ルーフのツートン仕様。
正直、見た目はかなり良いです。

- 軽っぽさは控えめ
- フロントの表情に威圧感がある
- フロント・リア共にフルLEDライトで質感も高い
もし自分が所有するとしても、
ルーフは黒、ボディ白のツートンを選ぶだろうなと思える仕上がりでした。
走り|ターボのおかげで不足は感じない
走りについては想像以上に良好でした。
ターボが低回転から効いていて、
街中ではパワー不足を感じる場面はほとんどありません。
さらに、
- パドルシフト付き
- CVTのMTモードは7速分
という仕様で、「運転している感」もあります。
ただし、MTモードにしても自動で通常制御へ戻ってしまうため、
この点は少し扱いづらいと感じました。
それでも、日常使いとしては十分以上です。
燃費は渋滞多めの条件で実測16km/L前後。
このサイズ・重量を考えれば優秀だと思います。
僕が軽を借りるとしたらターボや補機(モータなど付)のもの一択になりましたね。
実燃費も16km/Lまで伸びてくれるのでこの分だと経済性よりも楽しさ重視に僕ならします笑
装備・快適性|生活の道具としてよくできている
シートヒーターが本当にありがたい
冬場は特に、シートヒーターのありがたみを感じました。
エンジンが温まる前から体が暖まり、快適さが段違いです。
寒い時期の運転ストレスを確実に減らしてくれます。
エアコン性能と曇り対策
吹き出し口は小さめですが、風量に余裕があります。
風速を強めればしっかり効き、曇りも比較的早く取れました。
ドア側が少し曇る場面はありましたが、視界に支障が出るほどではありません。
収納・使い勝手の良さ
細かいところまでよく考えられています。
- USBポートが3口

- 運転席側にカップホルダーが3つ
- 窓側グリル部にもドリンクホルダー(角形もOK)
「日常の道具」としての完成度はかなり高いです。
USBポートの気になった点(正直レビュー)
USB Type-Aポートについては、少し気になる点もありました。
差し込みの保持力が弱く、
走行中に音楽が途切れることが何度かありました。
これは、
- 経年劣化なのか
- そもそもの設計なのか
判断はつきません。
複数のポートで同じ傾向だったため、
仕様由来の可能性もあると感じています。
ただし、音質自体は良好で、ノイズは感じませんでした。
乗り心地と「酔い」について(正直な話)
今回、少し意外だったのが「長時間運転での酔い」です。
運転している側なのに、2時間ほど走るとじわっとしんどくなりました。
原因は断定できませんが、以下が重なった影響だと思います。
- 渋滞が多かった
- ストップ&ゴーの繰り返し
- 強風
- スタッドレスタイヤ
- 足回りが柔らかい
- 車高が高い(スーパーハイト)
特に横風による揺られは気になりました。
足回り自体は柔らかく快適ですが、その分、揺れを感じやすい印象です。
なお、以前乗ったコペンでは同様の感覚はありませんでした。
車高が低く、挙動が読みやすい車との違いだと思います。
これはN-BOX固有というより、
- スペーシア
- タント
- ルークス
- デリカミニ
といったスーパーハイトワゴン全般に共通する特性かもしれません。
今後、これらにも乗る機会をつくって比較してみたいと思います。
中古相場を見て思ったこと
この型のN-BOXカスタム(走行距離5〜6万km)は、
約141万〜180万円前後
(※2025年12月27日時点・筆者調べ)
で取引されているようです。
正直、かなり高い。
軽自動車として見ると、なかなか強気な価格帯です。
結論|都会・近郊なら「借りる一択」に近い
ここまで使ってみて、結論はかなり明確になりました。こんな感じ。

N-BOXカスタムは、
- 走り
- 快適性
- 装備
- 実用性
どれも非常にレベルが高い車です。
ただし、その完成度の高さゆえに中古価格も高く、
維持費・駐車場・タイヤ・保険などを含めると負担は軽くありません。
だからこそ、
人気車であればあるほど、「カーシェア」という選択に寄っていく
と感じました。
特に、
- 都会・近郊に住んでいる
- 毎日は車に乗らない
- 駐車場代が高い
- 維持費を抑えたい
こうした人にとって、N-BOXカスタムは
**「所有するより、必要なときに借りることで完成する車」**だと思います。
もう少し深入りすると
カーシェア側で起きていること
- 人気車は仕入れやすい
- 台数が多く配置できる
- 各社が同じ車種を扱う
- 競争が起きて料金が下がる
- 予約しやすく、使いやすい
つまり
「人気車=借りやすく、安く使える」構造ができあがります。
一方で、所有側はまったく逆です。
所有側で起きていること
- 人気車ほど中古価格が下がりにくい
- 5〜6万kmでも高値(140〜180万円前後)
- 車両代が高い
- 維持費(税金・保険・車検・タイヤ・駐車場)が重い
結果として、
人気車ほど「買うと高くつく」
という現象が起きます。
つまり構造はこうなる
- 人気車
→ 台数が多い
→ カーシェアで競争が起きる
→ 借りる側は安くて便利 - 人気車
→ 中古価格が落ちにくい
→ 所有コストが高い
→ 買う側は不利
この“ねじれ”があるため、
人気車ほど「借りるほうが合理的」
という結論に自然と行き着きます。


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