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GR86(AT)をレンタカーで24時間|房総215km・実費19,098円の記録

体験レビュー

7月にコペンGR SPORTで走った道を、もう一度、違う車で走ってきました。
トヨタGR86(AT・グレードRZ・白)。
SKYレンタカー羽田空港店で、2026年8月8日の13時から24時間です。

走った距離は215km
車まわりの実費は19,098円
実燃費は約11.0km/L(ハイオク)でした。

ただ、この記事で残しておきたいのは数字ではありません。
見た瞬間は、大満足でした。
走り出したら、退屈になりました。
そして3時間後に、また変わりました。
この3段が、24時間のあいだに順番に起きています。
とくに真ん中の「退屈」は、
スポーツカーのレポートとしてはあまり書かれないところだと思うので、
そこを省かずに書きます。

そして返す前の晩、僕は宿泊先のホテルでGR86の中古車を検索していました。
持たない暮らしを研究しているサイトで、借りた車が所有候補に躍り出た、という話です。

同じ道を、違う車でもう一度走った

この記事は、単発の試乗レビューではありません。
房総の同じ道を、車を替えながら繰り返し走っている記録の2本目です。

1周目は2026年7月、ダイハツ・コペンGR SPORT(CVT)でした。
総走行389km
実燃費17km/L
車まわりの総額は28,030円。
そのときの記録は
コペンGR SPORTで房総を走った実費記録
にまとめてあります。

2周目が、今回のGR86(AT)です。
そして3周目は、レクサスLBXで走る予定を入れてあります。
同じ道を、性格の違う車で走り直していくと何が見えるのか。
それを確かめたくて続けています。

ただし、ここで先に白状しておかなければならないことがあります。
1周目と2周目は、条件がそろっていません。

  • 出発地が違います。コペンのときは春日部から、今回は羽田空港からです。
  • 借りた時間が違います。コペンは36時間(車両料金は実質2日分)、今回は24時間です。
  • したがって、走った総距離もまったく違います(389km と 215km)。

この条件差がある以上、2台の総額を並べて「どちらが安かった」と比べることはしません
後から言い訳のように出すのが嫌なので、記事のいちばん前に書いておきます。
比べられるのは、金額ではなく、走っているあいだに自分の体に何が起きたか、のほうです。

もうひとつ、この2台はどちらも2ペダルです。
コペンGR SPORTはCVT、GR86はATでした。
ですからこの記事は「MTとATの比較」ではありません。
軽オープンとFRクーペで、安心感の出方がどう違ったか、という話になります。

借り方と、24時間ぶんの実費ぜんぶ

SKY羽田空港店でGR86(AT・RZ)を24時間

借りたのはSKYレンタカーの羽田空港店で、車種指定プランです。
GR86のグレードはRZ
ミッションはAT
色は指定できませんでした。
実際に出てきたのは白でした。

そして、これは先にはっきり書いておきたいのですが、
今回の個体は走行5万kmを超えていました
タイヤはコンチネンタルのExtremeContactが履かれていました。
この個体に付いていたもので、純正かどうかは僕には分かりません。

つまりこの記事は、新車ではない個体での印象です
同じGR86でも、走行距離やタイヤが違えば感じ方は変わると思います。
そこは差し引いて読んでいただければと思います。

それから、今回も同乗者なしの1人旅でした。
ですので後席には座っていませんし、荷物も積んでいません
後席の使い勝手についてはこの記事では扱えません。

実費の内訳(24時間・215km)

項目金額
レンタル料(SKY羽田空港店・車種指定プラン)
基本10,880+オプション1,870+免責補償1,100−割引1,088
12,762円
燃料(ハイオク 19.59L・約203円/L)3,976円
高速(ETC・往復)2,360円
駐車0円
車まわり計19,098円

2026年8月時点・僕が予約したときの金額です。日程・店舗・在庫によって変動します。

宿はルートイン木更津に泊まりましたが、宿泊費はこの表に入れていません。
車を借りたことで発生した費用だけを並べたいからです。

オプションの1,870円は内訳があります。
ETCカードのレンタルが770円
免責補償ワイドが1,100円
です。このうちETCカードのほうは、少し長めに書かせてください。

ETCカード770円をケチると、たぶん損する

今回、僕は自前のETCカードを持っていかなかったので、770円を払ってレンタルしました。
そして実際にかかった高速代は、往復で2,360円でした。

走っているあいだ、
車載カーナビの音声案内(ETC連携機能未搭載)が
「現金なら約10,000円」
だと言っていました

項目金額出どころ
ETCカードレンタル770円予約時のオプション明細
実際の高速代(ETC・往復)2,360円利用明細
現金だった場合「約10,000円」車載カーナビの音声案内。僕が現金で払って確かめたわけではありません

念のため繰り返しますが、この「約10,000円」は僕が音声案内を聞いただけで、
画面のスクリーンショットも、記録も残していません。
現金で払って突き合わせたわけでもありません。
ですので「差額ぶんが得だった」と言い切ることは、僕にはできません。

それでも、770円を払うかどうかを迷っている人がいたら、
僕は「迷うくらいなら付けておくほうが気が楽ですよ」とは言うと思います。
逆に、自前のETCカードを持っているなら、この770円は要りません
カードを1枚カバンに入れておくだけで済む話です。

ハイオク19.59L・実燃費11.0km/L

GR86はハイオク指定です。
ここは借りる前に知っておいたほうがいい部分だと思います。

受け取り時も返却時も満タンでしたので、給油した19.59Lがそのまま消費量になります。
総走行が215kmでしたから、215÷19.59で実燃費は約11.0km/L
(メーカー公表値が11.7km/L)
給油単価は約203円/Lで、燃料代は3,976円でした。
これも2026年8月時点・僕が入れたときの金額です。

1周目のコペンが17km/Lだったことを思うと、ここは素直に差が出ています。
ただ、車の性格も、走った距離も、走った時間帯も違いますので、
燃費だけを取り出して優劣にするつもりはありません。

ちなみに9月に借りる予定のレクサスLBXはレギュラー指定です。同じ道で、燃料の種類まで違う3台が並ぶことになります。その比較は3周目の記事に持ち越します。

▶GR86の空き状況を見てみる

見た瞬間は、もう気に入っていた

前日から気になって仕方がありませんでした。
予約した時点で分かっているのはグレードまでで、どの色が来るかは当日まで分かりません。
それでも、実物を見る前から頭の中で何度も並べていました。
白がいいな、と(笑)
それだけ期待値を上げてから対面したのに、実車を見て大満足でした。
見た目がカッコよく、好みのとおりだったからです。

白いボディに黒いホイール。エアロの仕上がりもストライクでした。
理想の車だと思いました。
ポルシェ911にも通ずるような低いスタイルと、それよりも強いかもしれない目力。
程よいエアロに身を包んだ白いボディに、ほどほどにシャコタンになった18インチの黒ホイール。
これは映えるクルマだと。
楽しいのが確定だな、と思いながら鍵を受け取りました。

※911に例えているのは「低く構えたスタイルの印象」の話だけです。
走りや性能を比べているわけではありません。
ホイールとタイヤも、この個体に付いていた仕様の話です。

乗り込みはかなりしにくいです。ここは正直に書いておきます。
ただ、地面すれすれに座る感じはかなり好みですし、シートのホールドもちょうど良い。
乗りにくさと引き換えに得ているものがはっきりしているので、僕は気になりませんでした。

座ってから目に入るものも良かったです。
オートマのシフトが程よくブーツで覆われている状態が、スポーツカーらしくてカッコよい。
インパネは水平で、センターコンソールも十分な幅があり、コックピットとしての造形が素晴らしいと感じました。ATだからスポーツカーらしさが削がれている、という感じは、少なくとも停まっている状態ではまったくありませんでした。

そしてエンジン始動。始動時の音量もなかなかいいです。
さらに、メーターの演出が良かった。
フル液晶なので、GRの自由な演出を奏でていて素晴らしいと思いました。
物理の針では出せない見せ方で、始動のたびに少し気分が上がります。

ただし、メーターの評価はもう一段あります。静止した状態で眺めると、ちょっとだけチープな印象もありました。もう少し強く発光してくれるほうが僕の好みです。とはいえ、これは僕の好みの話で、問題ありと思うほどではありません。止まっているときの質感は「ちょっとだけチープ」、始動時の演出は「素晴らしい」。この二つは両立していました。片方だけ書くとこの車のメーターを見誤ると思うので、両方残しておきます。

4台目で気づいた、僕の評価軸

書きながら気づいたことがあります。
僕はこれまでにも、同じところばかり見ていました。
日産ノートのE12(NA)では
「力のないエンジンだな。それにチープな内装」
と思い、同じE12でもDIG-Sでは「メーターも高級感が上がる」と感じ、
E13では「モニタ化されたメーターの先進性」に反応していました。
たびらいでノートe-POWERを借りたら新型E13が来たで書いたとおりです。

今回で4回目です。
車種もメーカーも価格帯も違うのに、4回とも同じところ、
つまりメーターの見え方と内装の質感を最初に見ている。
しかも今回は「発光の強さ」という好みまで出てきました。
これは僕の癖ではなく、たぶん僕の評価軸なんだと思います。

ここまでで、高揚感はかなり高まっていました。

走り出したら、普通の車だった

ここからは、スポーツカーのレポートではあまり書かれないところだと思います。

羽田を出て、都会の一般道をゆっくり走らせます。
コペンGR SPORTでも、そういう道ではほとんど踏まずに動かせました。
ところが86はさらに踏む幅が少ない。
ATだと、感覚が普通の車と変わりません。
アクセルをほんの少し動かすだけで流れに乗れてしまうので、操作としては通勤の車と同じです。

そこに輪をかけたのが遮音でした。
エンジン音もマフラー音も遮音が行き届いていて、ほとんど中に聞こえてきません。
だから余計に「普通の車を転がしている」のに近くなります。

これは逆説だと思います。
遮音がしっかりしているのは、本来はよくできているということです。
実際、あとで書く長距離の場面では効いています。
ただ、街中をゆっくり流すこの場面に限っては、遮音の良さが裏目に出ました。
スポーツカーに乗っているという情報が、耳からも足からも入ってこないからです。
悪い、という話ではなく、この場面では、という限定つきの話です。

そして、この状態が続くと退屈になりました。

この日の往路はアクアラインも混んでいて、
なおさら、普通の車を普通に動かしている感覚から
抜けられないまま高速の移動が終わりました。
そのまま国道16号に入ると、段々眠くなってきました。
退屈で、です。
コーヒー休憩を1時間ごとに取りながら進みました。

スポーツカーを借りて、退屈で眠くなった、と書くのは正直まったく格好がつきません。
でも、これが起きたことです。
ここを省いてしまうと、このあとに起きたことの意味がなくなってしまうので、
そのまま書いておきます。

コペンでは、降りてから眠気が来た

比べておきたいのが、1回目のコペンGR SPORTです。
あのときは渋滞走行であっても走行中に一切眠くなりませんでした。
眠気が来たのは、自宅近くの駐車場に停めて車を降り、部屋に入った瞬間です。
疲れ共に大きな眠気が、あとからまとめて襲ってきました。

並べると、こういうことなんだと思います。
GR86は前半、刺激が少なくて退屈だったから走行中に眠くなった。
コペンは刺激が強くて退屈しなかったけれど、疲労自体は溜まっていて、降りてから出てきた。
刺激の量と、疲れの出方の関係が違っていた、という整理です。

総合的にどちらが優れているとも、どちらが安全とも、僕には言えません。
走行中に眠くならないほうがいい、という言い方も成り立ちますし、
走行中に眠くなるほうが危険だ、という言い方も成り立ちます。
事実として両方が起きた、というところまでを書いておくので、判断は読んでいる方に預けます。

車線が減って、やっと目が覚めた

転換点ははっきりしていました。
しばらくして16号の車線が減り、ワインディングになってきて、
初めて、スポーツカーを転がしているハンドリング感覚になってきたのです。

対面通行に変わると、段々気を使う場面が増えてきます。
同じ速度で通過するにも、余裕代が減ってくる
この「余裕代が減る」という状態になって
初めて、車側が持っているものが顔を出してきました。

順番が大事だと思っています。
速く走ったから分かったのではありません。
道の側の余裕が減ったから分かったのです。
この日の走行はすべて法定速度内で、
飛ばして何かを引き出した、という話は一つもありません。
むしろ同じペースのまま、道の条件だけが変わったときに差が出ました。

そうなってから、停まっているときに感心していたものが意味を持ち始めます。
十分な横幅だと思える水平基調のインパネデザインと、正面から見えてくる海の様子。
それが「ここまでたどり着いたな」という喜びと余韻に浸らせてくれました。
受け取りのときに造形として褒めたインパネが、
走った先の景色を額縁のように見せる側にまわった感じです。

途中で映える写真を撮りました。
そして南房総市に到達するころに、その楽しさを頭で認識しました。
体で先に感じていて、あとから頭が追いついてくる、という順番です。

折り返して、袖ケ浦の海浜公園、いわゆる千葉フォルニアまで戻ってくるときには、
楽しさが大いに勝り、この車でのロングツーリングの楽しさに酔いしれるようになっていました。
数時間前に眠かった人間と同じとは思えません。

コア区間の記録

今回から、房総の中でも区間を区切って記録することにしました。木更津から道の駅とみうら枇杷倶楽部までを、国道127号の一般道で走った区間です。

距離所要時間備考
GR86(AT)
56km1時間45分木更津→道の駅とみうら枇杷倶楽部/国道127号・一般道/休憩2回込み
コペンGR SPORT
記録なし記録なし1周目は総距離ベース(389km)でのみ記録
レクサスLBX
近日実施予定計測2台目になる予定

この区間を分けて計ったのはGR86が1台目です。区間どうしの比較が成立するのは、次のLBXからになります。

コペンの欄を推計で埋めることもできましたが、やめました。
計っていないものを数字にして並べたら、この記録そのものが信用できなくなるからです。
シリーズとしてまだ未完成であることは、そのまま出しておきます。

安心感は、余裕が減ってから来た

この記事の中心はここです。

総運転時間が3時間を超えてきたころ。
「コペンよりも全然安心できているんじゃない?」とわかってきました。
渋滞がなくなり、気持ちよく運転でき始めた時。
余裕を感じつつ楽しいと思えた時。
そこで出てきた言葉が「これはこのまま離れてしまうのは惜しいな」でした。

あとから振り返って、自分の中ではこう結論しています。
余裕が減ってきたときに、86が持っている安心感があったことに気付いた。
それが前半の退屈と、後半の楽しさだったのだと思う。
楽な道では安心感を使う場面がないので、退屈のほうだけが残っていた、ということです。

安心感の中身を、4つに分けてみた

「安心感」で終わらせると次に活かせないので、その場で感じたものを分解してみました。

要素どこで効いたか30分の試乗で分かるか(僕の実感)
車幅からくる余裕
127号・対面通行で余裕代が減った場面分かりにくい
2.4L NAのトルクの余裕
合流・登り・アクアラインの巡航一部は分かる
LEDヘッドライトの明るい視界
暗くなってからの一般道ほぼ分からない
バケットシートのホールド
運転時間が3時間を超えたころ分からない

並べてみて分かったのは、
4つのうち3つは、時間か、道の条件か、時間帯に依存しているということでした。
自分で条件を作れるものが、ほとんどありません。

だから、30分の試乗では分からなかったと思う

今回のことを、試乗という物差しに当てはめて考えてみます。

まず、見た目と、乗り込んだ感触と、始動の演出は、店頭の5分で分かりました。
ここは時間を必要としません。実際、僕はその5分で高揚していました。

問題はそのあとです。走り出した最初の1〜2時間は、退屈でした。
もし30分の試乗が街中中心のコースだったら、
僕はこの車を「よくできた普通の車」だと思って帰っていた可能性が高いと思います。
踏む幅が少なくて、音も入ってこない状態しか体験しないからです。

そして3時間後に来たものは、試乗では出てこなかったはずのものでした。
ディーラーの試乗ルートは、たいてい走りやすい道を30分ほど回るように組まれています。
走りやすい道では、余裕代が減りません。
余裕代が減らなければ、上の表の3つは出番がないままです。

これは試乗が悪いという話ではありません。
試乗はごく短時間で車の第一印象を確かめる仕組みとしてよくできていますし、僕も使います。
ただ、
試乗で測れるものと、測れないものがある
というだけのことだと思っています。
高揚感は測れる。安心感は測りにくい。

このサイトでは
車は買うべきか、借りるべきか|判断軸の整理

ランクル”FJ”をレンタカーで借りる記事
で、前から近いことを書いてきました。今
回はそれを、自分の体で確かめた形になりました。

1周目のコペンと同じ場所・同じ画角です。

復路のアクアラインで、速度レンジが変わった

帰り道でもう一段ありました。
復路のアクアラインは空いていたので、通常の速度で運転できました。
往路は渋滞で流れていなかったので、往路とは明らかに速度レンジが違います。
同じ橋の同じ区間なのに、楽しい感覚が前面に出てきました。

渋滞なく、ある程度加速しながら運転できたことが大きかったと思います。
高速安定性も素晴らしいですし、NAですが2.4Lのトルクも力強い。
往路で「普通の車を普通に動かしている」としか感じられなかったのは、
車のせいというより、流れていなかったからだったのだと分かりました。

コペンでも同じ速度は出せる。それでも86だった

ここは誤解されたくないので、そのまま書きます。
当然、コペンでもその速度を余裕で出すことは可能なのですが、
長時間の高速運転には86の方が安心して楽しめるな、と。

コペンGR SPORTの回では「何時間でも乗っていたい」と書きました。
今もその気持ちは変わりません。
出せる出せないの話ではなく、長い時間になったときにどちらが楽か、という差の話です。
1周目と2周目で車の性格が違うだけで、どちらが上という並べ方を、僕はしていません。

取り回しと駐車

借りる車でいちばん怖いのは、走りより駐車だと思っています。
自分の車ではないので、
車両感覚がない状態でいきなり狭いところに入れることになるからです。

その点、GR86は取り回しも非常にやりやすかったです。
思ったところに収まってくれる感覚があり、
ソナーも充実しているので、安心して駐車もできました。
タイヤのグリップも素晴らしく、法定速度内でのドライブではありましたが、
大変気持ちよく旋回できました。

ただしタイヤについては注意書きが要ります。
この個体に付いていたのはコンチネンタルのExtremeContactで、
純正かどうかは分かりません。
走行5万kmを超えた1台に付いていたものです。
GR86全般のタイヤの話として一般化はできません。

トランクと後席

トランクは使いました。といってもリュックを仕舞っただけです。
それでも全く余裕でした。
リモコンやボタンで途中まで開き、あとは残りを手で上げるスタイルです。
リッドは小さいのですが、奥行と幅はあるので、ゴルフバッグも1個は楽に入る印象でした。
ここは印象までにしておきます。実際に積んで確かめてはいないので、断言はできません。

後席については、今回は同乗者なしの1人旅だったので試していません。
座っていないものを評価するわけにはいかないので、
そのまま「未確認」とだけ書いておきます。

ホテルに着いた時点で、僕はもうこの車を気に入っていました。

(調べてみるだけなら無料)乗ってみたくなった方はこちらからまずは調べてみませんか?

▶GR86 の空車を調べてみる

1周目のコペンと並べてみる(ただし総額は比べません)

せっかくなので数字を並べますが、その前に大事な断りを入れます。

この2回は、条件がまるで違います。
出発地が春日部と羽田空港
借りた時間が36時間と24時間
時期が7月と8月
燃料もレギュラーとハイオク。
走った道の内訳も違います。

ですので「どちらが安く済んだか」という読み方だけは、しないでください。
それは比較として成立しません。

出発地も借りた時間も違うので、合計金額そのものを比べることはできません。
下の表は「条件が違う2回」を並べただけのものとして見てください。

コペンGR SPORT
GR86(RZ・AT)
出発地春日部SKY羽田空港店
期間36時間24時間
時期2026年7月2026年8月
変速機CVTAT
総走行389km215km
実燃費約17km/L約11.0km/L
燃料レギュラーハイオク
燃料費1kmあたり(参考)約9.3円約18.5円
車まわり合計28,030円19,098円
1kmあたり(参考)約72円約89円
コア区間の記録なし56km/1時間45分

「参考」と付けた1kmあたりの数値は、走った道の内訳が違うためあくまで参考値です。
高速の割合も渋滞の量も同じではありません。

体感のほうを並べると、こうなります。走り出しの高揚感はGR86が上でした。
安心感も、GR86が1段上でした。
ただ、楽しさの質はまったくの別物です。
屋根を開けて走る時間の密度は、GR86では代わりになりません。
並べたのは優劣をつけるためではなく、同じ道を走ると違いがはっきり出る、というだけの話です。

ホテルで、中古のGR86を検索していた

正直に書きます。返却の前夜、滞在先のホテルで一息ついたとき、
僕は「これを買うとしたら幾らくらい?」を中古車検索していました。

そして返却時のメモがこれです。

「これ、所有候補に躍り出たかもしれない。オーディオやホイールを完全に僕好みにしたら、もっともっと楽しめるだろうな。と。コレクションできる立場になっていたら、たぶん、明日から白か青ボディの個体を探しに行ってるだろう

そのとき見た相場は、
220万円〜450万円OVER(限定モデル含む)
でした。
ただし、この幅をそのまま受け取るのは危険だとも思っています。
安いほうは走行が多め
低年式
色の選択肢が減る
修復歴ありも多い
評判が気になる店の取り扱い
そして程度は分からない。
安い個体には理由がある、というのが検索して最初に分かったことでした。

持たない暮らしを研究しているサイトで、
借りた車を買いたくなった、と書くのは変に見えるかもしれません。
でも僕はこれを、むしろ「借りてよかった」の証拠だと思っています。
3時間走らないと分からないことが、24時間借りたから分かった。
もし30分の試乗だけで決めていたら、僕は高揚感だけで判断していたはずです。

このサイトのタグラインは
「車好きのための自由設計研究所 ― 持てるまでの戦略をリアルに実践する ―」です。
ここは「一生持つな」と言う場所ではなく、
持てるようになるまでをどう楽しむか
を書いている場所です。
だとすれば、借りた車が所有候補に躍り出るのは矛盾ではなく、順当な結果なのだと思います。
言い訳はしません。

買うか借りるかで迷っている方は、
車は買うべきか、借りるべきか|判断軸の整理
にまとめてあります。
そして、もし次の1台を考える段階にいるなら、
いま乗っている車がいくらなのかを先に知っておくほうが、
話は具体的になります(→車の査定について詳しく)。

▶今乗っている愛車の相場を調べてみる

入力は無料です。
売る・売らないは、金額を見てから決めれば大丈夫です。

GR86のATを借りたい人へ

実務的な情報も残しておきます。

僕が確認した時点では、SKYレンタカーの車種指定でGR86を扱っているのは、
AT=羽田/東戸塚、MT=羽田/西武立川でした。
設定は変わることがあるので、借りる前にご自身で最新の状況を確認してください。

意外だったのは料金です。
僕が予約したときの基本料金はAT 10,880円でした。
ほぼ、同時間コペンを借りた場合と同価格でした!
一方、スカイレンタカーで面白い車を借りる方法に載せたMTの目安は16,500円〜です。
つまり、このときはATのほうがMTより安く取れたことになります。
同じ車種でも、変速機・店舗・時期で金額は動きます。
この数字も「2026年8月時点・僕が予約したときのもの」以上の意味は持ちません。

期待値の調整もひとつ。
車種指定でも、色までは選べません。
僕のところに来た個体は走行5万km超でした。
新車のGR86が来るつもりで予約すると、店頭で少し驚くかもしれません。

▶GR86の空車(AT/MT)を調べてみる

よくある質問

Q1. GR86のATは、MTと比べてつまらないですか?

僕はATしか運転していないので、「MTと比べて」は書けません。
ただ、街中をゆっくり流している場面では、正直かなり退屈でした。
踏む幅が少なく、遮音も効いているからです。
逆に、道が狭くなって余裕代が減ってきてからは、はっきり楽しくなりました。
ATだからつまらない、というより、どこを走るかで別の車になるという印象です。

Q2. GR86の実燃費は? ハイオクですか?

ハイオク指定です。215km/19.59L=約11.0km/Lでした(受け取り時も返却時も満タン)。
一般道メインで、渋滞にもはまった1泊2日の数字です。
給油単価は約203円/L(2026年8月)でした。

Q3. GR86はレンタカーで車種指定できますか?

できました。僕はSKYの車種指定プランで借りています。関東ではAT・MTで扱い店舗が分かれていました。ただし色までは選べません。僕に来た個体は走行5万km超でした。
(→スカイレンタカーで面白い車を借りる方法

Q4. 荷物はどのくらい積めますか? ゴルフバッグは入りますか?

リュックを入れただけなので、実測していません。
リッドは小さいものの奥行と幅があり、ゴルフバッグ1個なら楽に入りそうな印象でした。
実際に積んだ検証ではない点はご承知おきください。
また同乗者がいなかったため、後席も使っていません。

Q5. 借りてみて、買いたくなりましたか?

なりました。返す前にホテルで中古車を検索したくらいです。
ただ、そう思えたのは24時間借りたからで、
30分の試乗だったら高揚感だけで判断していたと思います。
(→買うべきか、借りるべきか車の査定について詳しく

まとめ

3行にすると、こうなります。

  • 見た瞬間は、大満足でした。
  • 走り出したら、退屈になりました。
  • そして3時間後に、また変わりました。

215km、19,098円、実燃費11.0km/L。数字だけ見れば、燃料代のかさむ1泊2日です。それでも僕がこの24時間を安いと感じたのは、30分の試乗では手に入らなかった判断材料が残ったからでした。とくに真ん中の「退屈」は、短い試乗では絶対に体験できないぶん、いちばん価値のある時間だったのかもしれません。

関連する記録は、房総1周目・コペンGR SPORT買うべきか借りるべきかの判断軸車の査定について詳しくスカイレンタカーで面白い車を借りる方法たびらいでノートe-POWERを借りたら新型E13が来たにまとめてあります。

房総の3周目は、2026年9月12〜13日。次はレクサスLBX(レギュラー指定)で、同じ道を走ってきます。コペン、GR86ときて3台目。同じコースを違う車で走ると何が見えるのか、また実費ごと書きます。

※料金は2026年8月時点・僕が予約したときの金額です。日程・店舗・在庫により変動します。

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