シビックタイプR(FL5)を、借りてきました。
2026年9月24日から24時間、SKYレンタカー東戸塚駅前店の車種指定プランです。
この記事は、もともと僕がまだ乗っていなかったころに、借り方だけをまとめたものでした。
実際に乗ったので、同じページのまま書き直しています。
先に数字を書いておきます。
走ったのは258km
かかったお金は39,369円(うち車両レンタル料27,900円)
実燃費は約11.4km/Lでした。
結論も先に書きます。
人生で乗った史上で、ポルシェ911に並ぶ良い車でした。MTだと、ナンバー1になります。
大げさに聞こえると思います。僕も、書きながらそう思っています。
それでも、24時間乗り終えたときに出てきた言葉がこれでした。
もうひとつ、このサイトにとって大きな結論があります。
これまで4台続けて「最初は退屈だった」「眠くなった」と書いてきたのに、
この車だけは、それが一切起きませんでした。理由は「音」です。
「シビックタイプRってレンタカーで借りられるの?」を調べて来てくださった方へ。
借り方は、このすぐ下に残してあります。
僕が実際に借りたFL5。鮮やかな青の個体でした。
クルマは所有せず、必要なときに良いものを借りる。持たないカーライフ研究所の考え方で、新車では手が届きにくいタイプRに「借りて」近づいた記録です。
結論:シビックタイプR(FL5)はレンタカーで借りられる。僕も借りてきた
2026年9月時点で借りられるのは、SKYレンタカーの車種指定プラン
シビックタイプR(FL5)は、SKYレンタカーの車種指定プランで借りられます。
2026年9月に専用ページを見たところ、取扱いは東戸塚駅前店だけでした。
僕が借りたのもこの店舗です。
取扱店は時期によって変わります。
予約する前に、公式の予約画面で最新の状況を確認してください。
ポイントは「車種指定」であること。
ふつうのレンタカー予約は「このクラスの車」という予約になり、当日どの車が来るかは選べません。このプランは、シビックタイプRそのものを指名して予約できます。
この記事の旧版では
「2026年6月末まで羽田空港店、7月1日から東戸塚駅前店へ移る」
という書き方をしていました。
2026年9月時点では、東戸塚駅前店のみの取扱いです。
古い書き方だったので、その部分は書き直しています。
借り方の3ステップ
予約から受け取りまでは、大きく3つです。僕が実際にたどった順番でもあります。
- STEP1:SKYレンタカー公式サイトで、
車種指定プランのページから希望日と店舗を選んで予約する - STEP2:MT免許の確認。この車は6MT専用なので、AT限定免許では運転できません。
さらにMT免許を取ってから3年以上、かつ25歳以上という条件があります。
(2026年9月時点のプランページの表記)
他の車より厳しいので、予約の前にここを見てください
(免許取得年数等の条件もありますので公式サイトで確認してください) - STEP3:受取店舗で車両説明を受けて出発。ハイオク満タン返しです(僕のときもそうでした)
車種指定での借り方そのものは、スカイレンタカーで車種を指定して借りる方法にまとめてあります。
ほかの選択肢も、あることはある
正直に書いておくと、
FL5に触れる方法はSKYだけではありません。
個人オーナーが愛車を貸し出すタイプの
レンタカーサービスやカーシェアに出品されていることがあるでしょうし、
ホンダの正規ディーラーには試乗という形もあります。
ただ、試乗は数十分から数時間で、峠や長い高速を自分の予定で走ることはできません。
僕が「24時間、自分の行きたい道を走る」ためにやったのは、
SKYの車種指定プランで借りることでした。この記事は、そこで借りた記録です。
借りたFL5と、24時間の実費39,369円
借りた個体
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | ホンダ シビックタイプR(FL5) |
| ボディカラー | レーシングブルー・パール |
| トランスミッション | 6MT(AT設定なし) |
| 燃料 | ハイオク |
| 借りた期間 | 2026/9/24(木) 〜 9/25(金)(24時間) |
| 借り先 | スカイレンタカー 東戸塚駅前店(車種指定プラン) |
| 走行距離 | 11,197 → 11,455km(258km) |
| タイヤ | ミシュラン パイロットスポーツ4S(前後とも 265/30ZR19) |
| 同乗者 | なし(一人) |
僕が実際に借りた個体の記録です。
同じプランでも個体は指定できない可能性があります。
今回も同乗者なしの一人旅でした。
このあとに出てくる感想は、全部ひとりで運転しながら思ったことです。
レンタル料27,900円の内訳 ── 割引は基本料金にだけかかる
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 基本料金(24時間) | 27,700円 |
| オプション(免責補償ワイド・ETCカード) | 1,870円 |
| 免責補償料 | 1,100円 |
| 割引(基本料金の10%) | −2,770円 |
| レンタル料 合計 | 27,900円 |
2026年9月・僕が予約したときの金額です。
割引は基本料金27,700円にだけかかっていました。
明細を見て、借りる人の役に立ちそうなことが2つありました。
ひとつは、割引が基本料金27,700円にだけかかっていたこと。10%で2,770円です。
オプションや免責補償料には、割引はかかっていません。
これは
レクサスLBX
新型プレリュード
新型CX-5
のときと全く同じでした。
4台続けて同じなので、SKYで予約するときの目安になると思います。
もうひとつは、基本料金とは別に免責補償料1,100円がかかっていたこと。
ここもプレリュードのときと同じです。補償の中身は、予約画面で確かめてから決めてください。
24時間の実費39,369円
| 項目 | 金額 | 構成比 |
|---|---|---|
| レンタル料 | 27,900円 | 70.9% |
| 高速代 | 4,490円 | 11.4% |
| ガソリン(22.55L・ハイオク172円/L) | 3,879円 | 9.9% |
| アネスト岩田(大観山) | 1,100円 | 2.8% |
| 芦ノ湖スカイライン | 1,000円 | 2.5% |
| 箱根スカイライン | 500円 | 1.3% |
| 駐車場(宿泊時) | 500円 | 1.3% |
| 合計 | 39,369円 | 100% |
258km走って39,369円。1kmあたり約152.6円でした。宿泊費は入れていません。
1kmあたりに直すと、もっとはっきりします。
| 1kmあたり | |
|---|---|
| レンタル料 | 約108.1円 |
| 高速・有料道路(4項目の合計7,090円) | 約27.5円 |
| ガソリン | 約15.0円 |
| 駐車場 | 約1.9円 |
| 合計 | 約152.6円 |
1kmあたりの額を決めたのは、ガソリンではなくレンタル料でした。
※四捨五入の関係で、内訳を足した数字と合計は一致しません。
ガソリンは1kmあたり約15.0円。
それに対して、レンタル料だけで約108.1円です。
走った距離が258kmと短めだったぶん、レンタル料が1kmあたりに濃く乗りました。
ハイオクで約11.4km/L ──「以前所有していたGTI並み」だった
返却前の給油は22.55L・ハイオク172円/L・3,879円でした
(2026年9月・僕が入れたときの金額です)。
258km走っているので、実燃費は約11.4km/L。高速と、箱根・伊豆の峠を走った数字です。
この数字を見たときの僕の感想は、こうです。
僕が所有していたGTI並み(一般的にはそんなによくない)。ただ、GTIの1.5倍以上のパワーのある車をそれくらいで乗れるのは、むしろ安さすら覚えた。
燃費の数字そのものは、よくありません。
でも、以前自分で所有していた車と同じくらいの燃費で、それよりずっと力のある車に乗れている。
そう考えたときに出てきたのが「安さすら覚えた」でした。
シビックタイプR(FL5)の基本情報(公式発表値)
| 項目 | 公式発表値 |
|---|---|
| エンジン | 2.0L 直4 VTEC TURBO |
| 最高出力 | 330PS(243kW/6,500rpm) |
| 最大トルク | 420N・m |
| トランスミッション | 6MT(専用) |
| 駆動方式 | FF |
| 指定燃料 | ハイオク |
ホンダ公式発表値をもとに作成。最新の仕様・価格は公式サイトでご確認ください。
これまで借りた車の実費を並べる
| 車種 | 借りた時間 | 実費 | 距離 | 1kmあたり | 実燃費 | 燃料 |
|---|---|---|---|---|---|---|
![]() コペン GR SPORT(CVT) | 36時間 | 28,030円 | 389km | 72.1円 | 約17km/L | レギュラー |
![]() GR86(AT) | 24時間 | 19,098円 | 215km | 88.8円 | 約11.0km/L | ハイオク |
![]() フェアレディZ(RZ34・MT) | 24時間 | 41,970円 | 351km | 119.6円 | 13.1km/L | ハイオク |
![]() レクサスLBX(FF) | 24時間 | 21,940円 | 410km | 53.5円 | 約23.5km/L | レギュラー |
![]() 新型プレリュード | 24時間 | 約31,029円 | 355km | 約87.4円 | 約22.5km/L | レギュラー |
![]() 新型CX-5 | 24時間 | 約23,220円 | 133km | – | 約17.2km/L | レギュラー |
![]() シビックタイプR(FL5・MT) | 24時間 | 39,369円 | 258km | 約152.6円 | 約11.4km/L | ハイオク |
新型CX-5は走った距離が133kmと短いので、1kmあたりの比較には入れていません。
実燃費も、距離が短いぶん誤差が出やすいので参考値です。
出発地・ルート・天気・高速の割合がそれぞれ違います。
また、走った距離が短い車ほど1kmあたりの額は高く出ます。
同じ土俵の数字ではないので、参考として見てください。
整理すると、こうなります。
実費の総額は、フェアレディZ(41,970円)に次ぐ2番目。
そして1kmあたりでは、ある程度の距離を走った車の中でいちばん高い数字になりました。
理由は、走った距離が258kmといちばん短かったからです。
レンタル料が1kmあたり約108.1円まで乗ってきて、そこに箱根・伊豆の有料道路が重なりました。
それでも、乗り終えたあとに僕が思ったのはこれです。
この車のレンタル料が1日3万円を切るのは安い!
この気持ちがどこから来たのかは、このあとの章で書いていきます。
対面。鮮やかな青の車で、声が出た

店舗で車の前に立った瞬間の話から始めます。
おおおおって。鮮やかな青色の車で声が出たのは人生初めて。めっちゃカッコイイ、って。
車を見て声が出ることは、これまでにもありました。
でも青い車で声が出たのは、人生で初めてでした。
東戸塚駅前店で受け取ったFL5。この色を見た瞬間に声が出ました。
もうひとつ、自分でもよく分かっている理由があります。
ランエボやインプレッサのような武装の仕方も僕は大好きなので、このいで立ちの車に今から1日乗れるっていうので喜びが声に出てしまった。
大きなウイング、張り出したフェンダー。
こういう「武装した見た目」が、もともと好きなんです。
その車に、これから1日乗れる。それが嬉しくて、声になってしまいました。
リアから。大きなウイングが、この車の顔のひとつです。

ボディカラーはレーシングブルー・パール。
ホンダがタイプRに設定している公式カラーのひとつです。
色そのものの説明はこれ以上できないので、写真を見てください。
僕が声を出したのは、この青です。
足元のタイプR専用マット。こういうところで気持ちが上がります。

走り出した瞬間に、シフトフィールに酔いしれた
ここからが、この記事でいちばん書きたかったところです。
最初から、シフトフィールに酔いしれた

走り出してすぐの感想を、僕の言葉のまま置きます。
最初からシフトフィールのすばらしさに酔いしれた。
「そのうち良さが分かってきた」ではありません。走り出した瞬間からでした。
金属製のシフトノブの重さが効いているのか? 理由は分からないけど、コペンでもZでも「ぐにゃり」という感覚があったのが、それが一切なくコクコクと入る感じがたまらなかった。
どうしてそうなるのかは、僕には書けません。
理由は分からないけど、手ごたえがまるで違いました。
比べている相手は、僕が実際に借りた車だけです。
コペンGR SPORTで房総を走った記録と、
箱根を上りで走ったフェアレディZ(RZ34・MT)の記録。
この2台では、シフトを操作したときに「ぐにゃり」とした感覚がありました。
FL5では、それが一切ありませんでした。コクコクと入る。
この手ごたえが、24時間ずっと気持ちよかったです。
金属のシフトノブ。この記事でいちばん撮りたかった写真です。
4台続けて「最初は退屈」だったのに、この車では一切起きなかった
このサイトでは、借りた車の「走り出しの10分」を毎回書いてきました。そして、なぜか同じところでつまずき続けていました。
最初退屈、というのは一切起きなかった。
FL5では、それが起きませんでした。起きなかったのは、これが初めてです。
| 車 | 最初に感じたこと | 変わったきっかけ |
|---|---|---|
![]() GR86(AT) | 遮音が効きすぎて、街中は退屈 | 時間(3時間後) |
![]() フェアレディZ(RZ34) | 音のしない変速に違和感 | 道と天気 |
![]() レクサスLBX | 音がなくて眠くなった | 音(道が狭くなって走行音が戻った) |
![]() 新型プレリュード | トルクはあるのに無音で、刺激にならない | 時間と、パドルで戻ってきた音 |
![]() シビックタイプR(FL5) | 退屈は、一切起きなかった | ——(最初から) |
借りた日も、道も、天気も違います。同じ条件で比べた表ではなく、
僕が走り出しの10分で何を感じたかを並べた表です。
4台に共通していたのは、静かすぎたことでした。
力はあるのに、それが音として耳に入ってこない。
だから、速さが刺激として返ってこない。そう書いてきました。
FL5には、それがありませんでした。
エンジンの音が、ずっと入ってくる。そこで、はっきり分かったことがあります。
僕にとってはエンジン音が入ってくることがMustだという事が良く分かった。

好みの問題です。
静かな車のほうがいい、という方はたくさんいると思います。
でも僕にとっては、音が入ってくることが条件だった。
4台つまずいて、5台目で反対側に当たって、ようやく言い切れるようになりました。
そして、これは店のまわりを30分走るだけでは分からなかったことです。
分かったのは、同じやり方で何台も借りて、毎回「走り出しの10分」を書き残していたからでした。
箱根・伊豆を258km。ナビの設定を間違えて、ターンパイクは下りだった
走ったルート
東戸塚駅前店を出て、箱根・伊豆を回って、三島に泊まって返しました。メーターの記録はこうです。
| 区間 | 距離 |
|---|---|
| スタート(東戸塚駅前店)→ 御殿場IC | 80km |
| 御殿場IC → 伊豆スカイライン | 12km |
| 伊豆スカイライン → アネスト岩田(大観山) | 18km |
| 大観山 → 三島(宿泊) | 43km |
| 宿 → 返却 | 105km |
| 合計 | 258km |
メーターを見た地点ごとの記録です(11,197 → 11,455km)。
ナビの設定を間違えて御殿場から回り込んだので、アネスト岩田(大観山)へは上がってから下りています。フェアレディZ(RZ34)のときとは方向が逆です。
所要時間は計っていないので書きません。
正直に書きます。ナビの設定を間違えました。
そのせいで御殿場側から回り込む形になり、大観山へは上がってから下ることになりました。
RZ34のときは小田原側から上っています。
同じ道でも、走った向きが逆です。
このあとの比較でも、そこは必ず断っておきます。
天気は晴れでした。RZ34の1日目は濃霧で、僕は運転しながら車酔いをしました。
今回は酔いは一切なしです。
晴れていたことと、走った向きが違うこと。この2つは、感じ方にかなり効いていると思います。
晴れた日の箱根。RZ34のときは、ここが濃霧でした。
大観山で、一緒に下ってくれた車たち

頂上の駐車場で、外国人のグループに話しかけられました。
そのまま流れで、何台かと一緒に、順番に並んでのんびり下ることになりました。

GRヤリス、90スープラ、R35、FD RX-7。
年式もばらばらの車が、順番に並んで坂を下っていく。
それだけのことなのに、この24時間でいちばん記憶に残った時間のひとつになりました。
速さを競うような場面ではありません。
景色の良い下り坂を、みんなでゆっくり下っただけです。
車を持っていない僕が、その列の中にいた。
借りていたから、その場に混ぜてもらえました。
ご一緒した方々が特定されないように、車の写真やナンバー、人が写った写真は一切使っていません。
上の画像は、そのときの様子が伝わるように作ったイメージです。
なぜ「911に並ぶ」と思ったのか

冒頭に書いた結論を、もう一度置きます。
人生史上でポルシェ911に並ぶくらいの良い車だった。MTだとナンバー1になる。

大げさに聞こえると思います。値段も成り立ちもまったく違う車です。
それでも、24時間乗り終えたときに出てきた言葉がこれでした。
いつまでも興奮が冷めないんです。
並ぶ、と言った相手はこの車です。→ 夢を満たすには体験から(ポルシェ911に乗った日の記録)
理由は、4つあった
自分でも「なぜだろう」と思ったので、降りたあとに書き出しました。出てきたのは4つです。
- エンジン音が絶えず聞こえること
- ボディのプレスラインや目立つ部分が、いつも見えるところ
- 自動介入ではなく、自分で手なずけている感覚
- 第一印象の良い車を、自分が操っているという感覚
1つめは、前の章で書いたとおりです。音が絶えず入ってくる。それが僕には必要でした。
2つめは、運転席から見える景色の話です。


ボンネットの盛り上がり、フェンダーの張り出し、ミラー越しのウイング。
運転中ずっと、自分が「その車」に乗っていることが目に入ってくる。
911のときに感じたのも、これでした。
3つめは、操作の話です。
何かが自動で助けてくれるから上手く走れる、という感じではありませんでした。
自分で手なずけている。
その手ごたえが、911で楽しかった感覚とまっすぐつながりました。
4つめは、この3つをまとめたものです。見た瞬間に声が出た車を、いま自分が操っている。この一日で、僕がいちばん気持ちよかったのは、たぶんここでした。
1台だけ大事に持ち続ける、という形(乗らず売らず大事に保存)

もうひとつ、乗り終えてから出てきた考えがあります。
僕が応援するレーサーの方の中には、
自身の史上最も好きな1台を大事に持ち続けている人がいます。
年式が古くなっても手放さず、ずっと同じ車を綺麗な状態でそばに飾っておく。
あの形が、僕はずっと羨ましかったんです。

FL5に乗って、僕にとってのその1台は、この車かもしれないと思いました。
そういう持ち方をしてみたい、と。
僕はこれまで4台を乗り継いで、18年で662万円を車に払ってきました。
買って、乗って、売って、また買って。その繰り返しでした。
だから今は、1台だけ大事に持ち続けるという形に惹かれるのだと思います。
Zより上だった。「MTはこれ一台でいい」

ここは、書くのに少し勇気がいりました。
Zより上。ZはATだけでOK。MTはこのFL5だ。
先に断っておきます。これは「フェアレディZが悪い車だった」という話ではありません。
Zは、乗り終えて「買おうと思う」と書いた車です。
今も、その気持ちは変わっていません。
変わったのは、どの変速機で乗りたいかのほうです。
MTは、これ一台でよかった
MTの車はこれ一台で、他は全てATやCVTで十分だと思えた。
自分で書いておいて、極端だなと思います。それでも、24時間走り終えたときの実感はこれでした。
RZ34で感じた重さも、コペンで感じた非力さも全くない。後席やトランクの実用性すら高い。傑作の車だと思う。
RZ34は、濃霧の山道で重くてめんどくさいと感じた場面がありました。
コペンは、広い道に出ると力が足りないと感じました。
FL5には、そういった小さなマイナスも全く感じませんでした。
そのうえ、後席もトランクも使える。傑作の車だと思う。
これが、乗り終えたあとの言葉です。

箱根を走ったMT2台
![]() フェアレディZ(RZ34・MT) | ![]() シビックタイプR(FL5・6MT) | |
|---|---|---|
| 借りた日 | 2026/8/29-30 | 2026/9/24-25 |
| 借りた店 | SKY羽田空港店 | SKY東戸塚駅前店 |
| 天気 | 1日目 雨&濃霧/2日目 晴れ | 晴れ |
| 大観山へ | 上り(小田原側から14km) | 下り(御殿場側から上がって下った) |
| 距離 | 351km | 258km |
| 実費 | 41,970円 | 39,369円 |
| 1kmあたり | 119.6円 | 約152.6円 |
| 実燃費 | 13.1km/L | 約11.4km/L |
| シフトの感触 | 「ぐにゃり」とした感覚があった | 「一切なく、コクコクと入る」 |
| 車酔い | した(濃霧の山道で) | 一切なし |
| 走りの楽しさ | 5 | 5 |
| また借りたいか | 5 | 5 |
| 乗り終えて | 「買おうと思う」 | 「Zより上。ZはATだけでOK。MTはこのFL5だ」 |
走った方向が逆です。Zは小田原側から上り、FL5は御殿場側から回り込んで下りました。
天気も違います(Zの1日目は雨と濃霧、FL5は晴れ)。
同じ区間を同じ条件で比べた数字ではありません。※星は僕個人の主観です。
この表で、いちばん大事なのはいちばん下の注記です。
方向も天気も違うので、数字の上下だけを取り出して「こちらが上」とは言えません。
それを分かったうえで、僕個人の実感としては、MTで乗るならFL5だったということです。
フェアレディZの記事に書いた「2台持ち」を、自分で書き換えることになった
フェアレディZ(RZ34)の記事で、僕はこう書いていました。
MTは広いワインディング用、ATは遠距離用。その2台で分けられないか、と。
その約1か月後に、同じ箱根にFL5を持ち込んで、考えが変わりました。
MT側が、FL5に入れ替わりました。Zが悪くなったわけではありません。
ATのZで、遠くへ行きたい。いまはそう思っています。
自分の記事を、自分で書き換えることになりました。
でも、これも借りたから起きたことです。
1台ずつ借りて、1台ずつ書き残していなければ、
「考えが変わった」ということ自体に気づけませんでした。
6軸で採点してみた
このサイトでは、借りた車を毎回同じ6軸で採点しています。総合は「また借りたいか」です。

| 軸 | スコア | 根拠 |
|---|---|---|
| ① 第一印象 | 5.0 | 「鮮やかな青色の車で声が出たのは人生初めて。めっちゃカッコイイ、って」 |
| ② 走りの楽しさ | 5.0 | 走り出しからシフトフィールに酔いしれた。エンジン音が絶えず聞こえる |
| ③ 長時間の安心感 | 4.5 | 258kmを一人で。酔いも、強い疲れも出なかった |
| ④ 快適性・疲れにくさ | 4.0 | 乗り心地はどうしても硬め。バケットシートも効いているし、MTなので気を遣う場面も多い。「楽ではない」ぶんの4.0 |
| ⑤ 実用性 | 4.5 | 「後席やトランクの実用性すら高い」。リュックが余裕で入った |
| ⑥ 借りやすさ・コスパ | 4.0 | 「この車が1日3万円を切るのは安い!」 |
| また借りたいか | 5.0 | 「人生史上でポルシェ911に並ぶ。MTだとナンバー1になる」 |
走りの楽しさ5と、また借りたいか5

走りの楽しさ5.0は、フェアレディZ(RZ34)と並ぶ最高点です。
また借りたいか5.0も、同じくZと並んで最高点。
借りた車の中で、この2台だけが両方5.0になりました。
コスパ4.0の根拠は、乗り終えたあとの一言です。
「この車が1日3万円を切るのは安い!」。
1kmあたりの額は、
ある程度の距離を走った車の中でいちばん高く出ているのに、
それでも「安い」と思いました。
1日いくらで見るか、1kmいくらで見るかで、同じ支払いの印象がここまで変わる。
この記事を書きながら、自分でも面白いと思ったところです。
実用性4.5は、借りた車の中で2番目でした。
このスコアの中身は、次の章で写真と一緒に書きます。
※星は僕個人の主観です。晴れた日に、箱根・伊豆を下り方向で走って付けています。
走った道と天気は記事に書いたとおりです。
後席もトランクも、ちゃんと使える
スポーツカーを借りるときに気になるのが、荷物と人が乗るかどうかです。僕が確かめたことだけを書きます。
後席やトランクの実用性すら高い。
トランクにリュックが余裕で入った

一泊分のリュックを入れたところ。余裕がありました。
一泊分のリュックを積んで出かけましたが、トランクには余裕で入りました。
荷物の置き場所に困る場面は、この24時間で一度もありませんでした。
後席は倒していません。ゴルフバッグも試していません。
確かめていないので、書けるのはここまでです。
後席と前席

後席。頭上空間、足元スペースも十分あり快適に座れるつくりになっています。

運転席。座った瞬間に気持ちが切り替わります。
この記事の旧版では、公開されているレビューを整理して
「乗り心地が硬め」「リアウイングが大きく駐車場で気を遣う」といった声を紹介していました。
その部分は、今回すべて削除しました。
自分で24時間乗って確かめたことだけを書く、というのがこの記事の方針だからです。
僕が24時間乗って言えるのは、荷物も人も、思っていたより困らなかったということでした。
借りる前に書いていたことと、乗って分かったこと
この記事の旧版と、借りた後で分かったことを並べておきます。
| 借りる前(この記事の旧版) | 借りた後 | |
|---|---|---|
| 乗り味 | 他の媒体の論調を整理していた | 走り出しからシフトフィールに酔いしれた。911に並ぶと思った |
| 取扱店 | 「6月末まで羽田、7月から東戸塚」と書いていた | 2026年9月、東戸塚駅前店で借りた(最新の取扱店は公式で確認を) |
| レンタル料 | 24時間 約28,000円と想定していた | 27,900円(基本27,700+オプション1,870+免責1,100−割引2,770) |
| 24時間の総額 | 約32,700円と試算していた | 39,369円(箱根・伊豆の有料道路と高速代が効いた) |
| ハイオク単価 | 185円/L と置いていた | 172円/L(2026年9月・僕が入れたとき) |
| 実燃費 | 「10〜12km/L」と紹介していた | 約11.4km/L(258km・22.55L) |
| 退屈さ | 書けなかった | 4台続いた「最初は退屈」が、一切起きなかった |
| 実用性 | 硬い乗り心地・大きなウイングという声を紹介していた | 後席もトランクも使えた。リュックが余裕で入った |
試乗の30分では、分からなかったこと
誤解のないように書くと、ディーラー試乗はとても大切な機会です。
第一印象や、座ったときの感じは、試乗でも十分に分かります。
この車の場合、見た瞬間に声が出るところまでは試乗でも届くと思います。
ただ、今回の24時間で僕の評価を動かしたことは、
どれも店のまわりの30分では起きなかったはずのことでした。
- 4台続いた「最初は退屈」が起きなかった:これは、他の車を同じやり方で借りていないと気づけません
- エンジン音が入ってくることが、自分にとっては条件だった:1台だけ乗っても言い切れません
- 実燃費約11.4km/Lと、1日3万円を切るという感覚:満タン返しまでやらないと出てきません
- MTはこれ一台でいい、という結論:1か月前に同じ箱根で別のMTに乗っていたから出てきました
自分の記事の、古いところも直せた
この記事の旧版には、料金シミュレーションが載っていました。
24時間で約32,700円、48時間で約57,400円、2泊3日で約83,100円。全部想定値です。
実際に払ったのは、レンタル料27,900円、実費39,369円でした。
桁が合っていないわけではありませんが、有料道路の効き方を、僕は読み違えていました。
ハイオク単価も185円/Lと置いていましたが、実際は172円/Lでした。
実燃費の紹介も「10〜12km/L」でしたが、僕の走り方では約11.4km/Lでした。
借りたから、自分の記事を直せた。これも、借りてよかったことのひとつです。
SKYレンタカーでFL5を借りるときの詳細
取扱店(2026年9月時点)
| 店舗名 | 都県 | 住所 | 営業時間・アクセス | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 東戸塚駅前店 | 神奈川 | 横浜市戸塚区品濃町545-25(シェラ東戸塚1F) | 8:00〜20:00・東戸塚駅前 | 僕が借りた店舗 |
2026年9月時点で、専用ページに載っていた取扱店です。
取扱店は変わる場合もあります。
最新の状況と、各店舗の住所・営業時間は、予約画面の店舗ページでご確認ください。
僕が借りた東戸塚駅前店
僕は東戸塚駅前店で借りました。駅前で受け取って、そのまま箱根方面へ出ています。この記事に書いた258kmは、すべてこの店舗を起点にした距離です。
プラン条件
- MT免許が必須:FL5は6MT専用です。AT限定免許では運転できません
- ハイオク満タン返し:僕も返却前に給油して、22.55L入りました
- 免責補償料:僕の予約では、基本料金とは別に1,100円がかかりました。補償の中身は予約画面で確認してください
- オプション:僕が付けたのは、ETCカードレンタル(770円)と免責補償制度ワイド(1,100円)の2つで、合計1,870円でした。
- 割引:割引は基本料金にだけかかります(僕のときは基本料金27,700円の10%=2,770円)
- ★貸出条件:MT免許を取得してから3年以上、かつ25歳以上(2026年9月時点のプランページの表記)。ほかの車より条件が厳しいので、予約前に必ず確認してください
- 支払い:現地クレジットカード決済か、事前オンライン決済のみです
- 禁煙車確約。免責補償制度ワイドは任意で付けられます
- ETCカード:1回のレンタルにつき770円。予約明細には「羽田空港店・東戸塚駅前店のみ対象」とありました。ETC車載器そのものは無料で付いています
- ナビ:予約明細には「ディスプレイオーディオ(スマホ接続が必要です)」とありました。スマホをつないで使う形です
料金 ── 僕の予約では24時間27,900円
僕が予約したときのレンタル料は、24時間27,900円でした(オプション・免責補償料込み、割引後)。内訳は、この記事の前半「借りたFL5と、24時間の実費39,369円」の表にまとめています。
料金は日程・店舗・時期で変わります。ご自身の日程での金額は、予約画面で確認してください。
車種指定での借り方全般はスカイレンタカーで車種を指定して借りる方法に、
会社そのものの使用感はスカイレンタカーを実際に使ってみた正直な感想にまとめています。
どんな人に向いているか
24時間乗ったうえで、向き不向きを書きます。
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| MT免許があって、MTを自分で操りたい方 | AT限定免許の方(6MT専用で運転できません) |
| 峠・ワインディングを含む一日を走る方 | 短時間・街中だけの利用 |
| 買うかどうかを考えていて、先に確かめたい方 | 静かで快適な移動がしたい方(この車は音が常に入ってきます) |
| エンジン音が入ってくるのが好きな方 | 同乗者に静かさを求められる日 |
一人で24時間乗った僕の感想です。
料金の感じ方についても、もう一度書いておきます。
この車が1日3万円を切るのは安い!
1kmあたりでは、ある程度の距離を走った車の中でいちばん高い数字が出ました。
それでも、1日いくらで見たときの僕の感想はこれでした。
どちらの数字も本当です。
どちらで見るかは、その人の借り方によると思います。
MTに乗り慣れていない方へ
FL5は6MT専用です。MT免許は必須になります。
シフトそのものは、僕には扱いやすく感じました。「コクコクと入る」と書いたとおりです。ただ、MTが久しぶりという方は、受け取ってすぐに峠へ向かわないほうがいいと思います。広くて流れのゆるい道で、何度か変速してから山へ入ってください。
その前に一度MTに慣れておきたい方は、
同じSKYで借りられる6MTのN-One RSという選択肢もあります。
もし、買うほうに気持ちが動いたら
先に、自分のことを書いておきます。
僕は買いません。というより、いまは買えません。
このサイトは、持たないままどう楽しむかを書いている場所です。
今回も、借りて返してきました。
でも、この車で本当に買う気になる人はいると思います。
僕自身、「MTはこれ一台でいい」とまで書いてしまいました。
だから、気持ちが購入に動いた方のために、自分の実話だけを置いておきます。
僕の実話:ディーラー下取りと一括査定で20万円の差が出た
僕は以前、CX-5(2016年式 XD Lパッケージ AWD ホワイトパール)を乗り出し410万円で買い、
4年後に170万円で売りました。
このとき、ディーラーの下取り査定は150万円、一括査定では170万円。
わずかな手間で20万円の差が出ました。
買うときの頭金がそのまま20万円変わる、ということです。
ただし、正直なデメリットも書いておきます。
一括査定を申し込んだ直後、複数の買取業者から電話が殺到しました。
平日の昼間に着信10件超は、正直しんどいです。
最近は、1回の査定提示で複数業者の入札を受けられるオークション形式のサービスもあります。
電話ラッシュを避けたい方には向いていると思います。
ただしユーカーパックは僕自身まだ未使用なので、断定はできません。
仕組みとしては「複数業者の入札を1回の査定で受けられる」点が、一括査定との違いです。
FL5の新車価格や納期、中古の相場については、この記事では書きません。
時期によって大きく動くので、販売店に直接確認してください。
買うか借りるかの考え方は車は買うか、借りるか。判断軸のまとめに、
買う前にやることは
新車購入で後悔するサラリーマンの5パターンと、買う前にやる3ステップに書いています。
よくある質問
Q. レンタル料金はいくらですか?
僕の予約では24時間27,900円でした。
基本料金27,700円+ETCカード770円+免責補償制度ワイド1,100円+免責補償料1,100円から、
割引2,770円(基本料金の10%)を引いた金額です。
高速・有料道路7,090円
ガソリン3,879円
駐車場500円を足した実費は39,369円(258km)でした。
料金は日程・時期で変わるので、予約画面で確認してください。
Q. 実燃費は? ハイオクですか?
ハイオクです。返却前の給油は22.55L・172円/L・3,879円でした。
258km走って実燃費は約11.4km/L。
晴れた日に、高速と箱根・伊豆の峠を走ったときの数字です。
Q. AT限定免許でも借りられますか?
借りられません。FL5は6MT専用車です。運転にはMT免許が必要になります。
Q. MTの運転が久しぶりでも大丈夫ですか?
僕の感想は
「コペンでもZでも『ぐにゃり』とした感覚があったのが、これは一切なくコクコクと入る」
でした。シフトそのものは、僕には扱いやすかったです。
ただ久しぶりの方は、受け取ってすぐに峠へ向かわず、
広い道で何度か変速して慣れてからにしてください。
Q. 後席やトランクは使えますか?
使えました。一泊分のリュックがトランクに余裕で入り、後席もあります。
ただし後席は倒していませんし、ゴルフバッグも試していません。
確かめていないことは書かないでおきます。
Q. ブルーパールの個体を指定できますか?
2026年9月時点では、
プランのページに「車体カラー/レーシングブルー・パール」と明記されています。
つまり、このプラン自体がブルーパール指定です。僕が借りた個体もこの色でした。
ただし表記は変わることがあるので、予約前に画面でご確認ください。
Q. サーキットに持ち込めますか?
僕はサーキットには行っていません。
レンタカーでのサーキット走行は規約上認められないことが多いので、
予約前に公式に確認してください。
Q. 補償はどれを付ければいいですか?
僕の予約では、基本料金とは別に免責補償料1,100円がかかりました。
僕はさらに、オプションで免責補償制度ワイド(1,100円)を付けています。
補償の内容と自己負担額は、予約画面で確認してから決めてください。
まとめ:911に並んだ。MTで持つなら、この一台

24時間、258km。借りたシビックタイプR(FL5)です。
3行にすると、こうなります。
- 人生史上で、ポルシェ911に並ぶ車だった。MTならナンバー1。
- 4台続いた「最初は退屈」が、この車では一切起きなかった。理由は「音」。
- 258km・実費39,369円・実燃費約11.4km/L。それでも、1日3万円を切るのは安いと思った。
1kmあたりにすれば約152.6円で、
ある程度の距離を走った車の中ではいちばん高い数字です。
それでも「安い」と思ったのは、この24時間で受け取ったものが、
その金額を超えていたからだと思います。
持っていなくても、乗れました。持てるようになるまでの時間を、こうやって使っていきます。
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※料金は2026年9月・僕が予約したときの金額です。日程・店舗・在庫により変動します。
※星は僕個人の主観です。晴れた日に、箱根・伊豆を下り方向で走って付けています。
※一部の写真は、場所が特定されないように背景を加工しています。車は、僕が実際に借りて撮ったものです。ほかの車が並んでいる画像は、AIで作ったイメージです。









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